男性が育休を取るって実際どうなの?
- 男性の育休に興味があるけど、知り合いに取っている人がいなくて不安…
- どのくらいの男性が育休を取っているのか知りたい
- 実際に育休を取ってみたメリット・デメリットを聞きたい!
男性にはあまりなじみがない育休…
男性も育休を取るべきなのかな?
最近は男性で育休を取る方が増えていますよ!
男女別の育休取得率
女性と比べるとまだまだ少ないけど、ここ数年で一気に増えているね!
政府が男性の育休取得を推進しているのも大きいですね!
大企業では育休取得率の公開が義務付けられる動きも。
結論:育休は取れるなら取るべし!
あくまで私の場合ですが、育休は取って大正解でした。大幅にメリットがデメリットを上回っていると感じたためです。また背中を押してくれた妻からも好評でした。
6月に娘が生まれたあともしばらく在宅で働き、10月から育休を取り、4月の保育園入園で復帰という流れです。
メリット・デメリット比較
メリット | デメリット |
---|---|
妻の負担を減らせる | 収入が一時的に減る |
今しかない子供との時間を確保できる | 仕事の引き継ぎが大変 |
父親としての自覚が生まれる | 昇進への影響はゼロではない |
今の仕事を見つめ直すきっかけになる | |
ストレスが減る |
仕事関係はメリット・デメリットどちらもあるけど、家族関係はメリット多めだね!
くわしい内容をこれから見ていきますよ!
育休のメリット5選
育休にはメリットがたくさん!
私の場合、出産から3ヶ月半くらいは育休を取らずに在宅ワークで働いていたので、育休あり/なしの状態の違いを比較することができました。ここでは、実際に取ってみて感じたメリットをご紹介します!
- 妻の負担を減らせる
- 今しかない子供との時間を確保できる
- 父親としての自覚が生まれる
- 今の仕事を見つめ直すきっかけになる
- ストレスが減る
妻の負担を減らせる
やってみてわかったのですが、赤ちゃんのお世話をするのは非常にハードです。授乳、オムツ替え、沐浴、だっこなどやるべくことがたくさんあり、夜中もお世話が必要でなかなか寝られません。
しかし夫が育休を取り2人体制になると、交代でお世話できるので負担が分散されます。我が家では担当時間を決め、交代で休憩・睡眠を取ることができました。
赤ちゃんが夜まとまって寝るようになるまでは、交代の時間が待ち遠しかったです。ワンオペは一切休みなしと考えると、ゾッとしますね…
また、子供の話題というのは意外と人に話しにくいものです。パートナーと喜びや悩みを共有しやすいのも、大きなメリットの一つと言えますね!
今しかない子供との時間を確保できる
我が子の成長を日々見守ることができたのは、個人的にかなり満足度が高かったです。育休を取得してからは、娘と過ごす時間が大幅に増えました。
この時期の子供との時間は、今を逃すと一生経験できない。そう考えると、1秒でも長く側にいたいと思えるようになりました!
「パパ見知り」
赤ちゃんと触れ合う時間が少ないとパパに対する人見知り、通称「パパ見知り」が起こることがあるようです。可愛い我が子に近づくと泣いてしまうなんて、パパとしては少し寂しい、、
父親としての自覚が生まれる
母親はつらいつわりを乗り越え命をかけて出産しますが、父親にはその体験がないので温度差が生まれがちです。お世話を通じて少しでもギャップを埋められると、夫婦関係も良好に保ちやすくなります。
最近では育児を「手伝う」という意識だと怒られることも。妻が動けなくなっても自分で全てこなしてやる!という意気込みでいたいですね!
「仕事で疲れてるから無理…」「泣いたときどうすればいいかわからない…」という夫にうんざりしている妻の怨嗟の声はネットでたびたび目にします。共働きも増えたいま、「夫は仕事、妻は育児家事」はもう通用しなくなりつつあります。
今の仕事を見つめ直すきっかけになる
ずっと仕事を続けてきた人にとって、まとまった休みを取る機会は貴重です。育児が落ち着いてきたら、復帰までに今後の仕事や人生のプランをじっくり考える時間が生まれます。
忙しくない仕事に転職、より高収入な仕事に転職、副業をはじめる、資格を取るなど、この機会に考えてみてもいいかもしれません!
ストレスが減る
私の場合ですが、ストレスはかなり減りました。もちろん育児のストレスはあるのですが、それ以上に仕事をしなくていいことや、仕事中に育児をがっつり任せてしまっている妻への負い目がなくなったことが大きいです。
育児は喜びも大きいのでトータルリターンプラス!
出勤している人は通勤ストレスもなくなるのが大きいですね。
育休のデメリット3選
忘れてはいけない育休のデメリット
育休を取るにあたって心配なのはやはり仕事や収入面ですよね。
具体的なデメリットと、その対策についても書いていこうと思います。
- 収入が一時的に減る
- 仕事の引き継ぎが大変
- 昇進への影響は少なからずある
収入が一時的に減る
育児休業給付金(育休手当)の額は、働いているときの手取り給料の約67%になります(税金の免除も加味するとざっくり8割程度)。老後資金や教育費のことを考えると、これはなかなか痛い出費です。また育休に入って約半年が経つと、給付額が約67%→約50%に減ります。
ちなみに育休中のお金は会社からではなく健康保険から出ます!私がIT健保、妻は協会けんぽで、どちらも2ヶ月に1度振り込まれました。
- 育児に余裕ができたら、サブスク・保険などを見直して固定費を省く
- 転職エージェントで自分の市場価値を確認しておく
- 副業の準備をして収入の柱をつくる
- 子供の学費をどう積み立てるのか考える
仕事の引き継ぎが大変
私の場合は育休を取ると決めてから1ヶ月で引き継ぎを進めたのでかなり大変でした。育休は1ヶ月前には書面で申し出る必要があるのですが、もう少し余裕を持って申請すると楽だったと後悔しています。
- 育休を取ると決めたら、早めに業務の引き継ぎ準備をはじめる
- 上司に1ヶ月以上前に伝える
昇進への影響はゼロではない
育児・介護休業法では、産休・育休などを取ったことによる不利益を労働者に与えてはいけないとされています。しかし、実際には復帰時のブランクもありますし、周りの出世スピードに対して遅れている分不利というのは無視できません。
育休中に仕事のチャットを見たら、同期が上司になっていました!嘘のような本当の話です。
- 引き継ぎのためマニュアル化した自身のタスクを見直し、無駄を省く
- 育休を取ったときのフローなどをまとめて、会社や他の社員に対して価値を提供する
- 復帰時の風当たりが強く、普段から仕事に不満がある場合には転職も考える
まとめ
男性も育休は取れるなら取るべき!
男性の育休って正直微妙かと思ってたけど、いいこともたくさんあるんだね!
収入や仕事だけでなく、ぜひ夫婦関係や子供との経験まで含めて考えたいところです!
産後の恨みは一生…肝に命じておかないと!
家庭によりますけどね!
育休は短期でもOK
あまり長期は休めないんだけど、ちょっとだけ育休を取るってできないのかな?
できますよ!2022年10月から「産後パパ育休」が始まって、柔軟に育休を取りやすくなりました。詳しくは労務の人に聞いてみましょう。
私はできるだけ長く取った方がいいという意見ですが、どうしても難しい場合は産後だけでも取るのはアリだと思います。
実際に育休を取ってみて…
リモートワークでも、仕事の合間に育児をするのはかなり無理があるなと感じました。急なビデオ会議で沐浴(おふろ)当番を代わってもらうなど、妻に負担をかけているのが申し訳なくなり、それがストレスにも繋がっていました。
ちょうど仕事も忙しくなってきたので思い切って育休を取ってみることに。「もっと早く取っておけばよかった…」今回記事で挙げたメリットはそう思うほど大きかったです。
仕事上のデメリットもありますが、努力でカバーできる部分かなと思いました。むしろ時間ができる分、将来設計のチャンス!
この記事を見ているということは育休に興味があるんだと思います。そんなあなたに、自信を持って「取った方がいいよ!」と筆者はおすすめします。
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